- スポーツ障がいとは?外傷との違いを理解しよう
- 成長期の子どもに多くみられるスポーツ障がい
- 親子で実践!スポーツ障がいを防ぐチェック&ストレッチ法
子どものスポーツ障がいを防ごう!知っておきたい予防法とストレッチ

スポーツ活動は、子どもの身体機能や社会性の発達に大きく関わっています。しかし、成長期の子どもは骨や筋肉が未発達なため、過度な運動負荷によってスポーツ障がいを引き起こすリスクがあります。この問題を予防するためには、子どもに起こりやすいスポーツ障がいの特徴やその対策について知っておくことが重要です。
リガクラボでは2022年3月9日の特集記事「【後編】子どもとスポーツ〜注意したいスポーツ障がいと予防法〜」にて、子どものスポーツ障がいの種類や運動前にチェックすべきこと、おすすめのストレッチ方法をご紹介しました。
ぜひこちらの記事を参考に、運動の予防法を取り入れてみませんか。
※本記事は、リガクラボで過去に掲載した記事の再紹介です。記事内容は制作当時のものとなります。
ご紹介する記事の主な内容
スポーツ障がいとは?外傷との違いを理解しよう
スポーツ障がい(故障)と外傷(ケガ)は一見似ていますが、それぞれ違いがあります。
スポーツ障がいとは、比較的長期間で繰り返される運動負荷によって、筋肉や靭帯などの組織が損傷することです。使いすぎや身体の柔軟性の低下などが原因で起こり、慢性化しやすい特徴があります。
外傷とは、転倒や衝突などの1回の外力によって身体が損傷することで、アキレス腱断裂や肉ばなれなどが挙げられます。
成長期の子どもに多くみられるスポーツ障がい
子どもに多くみられるスポーツ障がいの1つ、骨端症(こったんしょう)をご紹介します。
骨端症とは、子どもの成長期に出現する「骨端軟骨(骨端部分にあり、骨端線の端から骨が伸びていく)」という部位が、分離・遊離する障がいです。骨端症はスポーツの種類によって発症部位が異なり、例として野球のような投球動作が多い競技では、肘の内側が痛くなる「内側型野球肘」として現れます。
親子で実践!スポーツ障がいを防ぐチェック&ストレッチ法
スポーツ障がいを予防するためには、運動前のチェックと適切なストレッチが重要です。
内側型野球肘の予防では、まずスポーツ前に肘を曲げて指が肩につくか、肘が伸びきるかチェックしましょう。ストレッチでは、手のひらを前に向けて肘を伸ばした状態で、肘から先の腕の手のひらを上に向け、反対の手で手首を下に反らせます。
腰椎分離症といった他のスポーツ障がいなどについても、さらに詳しく読みたい方はこちらをご覧ください。