【第9回】理学療法士のオススメ書籍 「未来を担う子どもたちに薦めたい、大人も一緒に読める2冊」

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リガクラボでは、全国の理学療法士のみなさんから「みんなに薦めたい書籍、薦めたら好評だった書籍」を募集し、毎回テーマに沿ったオススメの書籍を紹介しています。

第9回となる今回のテーマは「未来を担う子どもたちに薦めたい本」です。

それでは早速、一冊目の本をご紹介します。

メシが食える大人になる!よのなかルールブック

著者: 高濱 正伸
出版社: 日本図書センター

書籍の概要

※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。

「合わない人がいるのは“よのなかの当たり前”」

「努力が報われるとは限らないけど、努力しつづける」

「よいことを言うより、よい行動こそだいじ」

「自分の時間と同じように、他人の時間も大切に」

「情熱大陸」(TBS系)、「カンブリア宮殿」(テレビ東京)などテレビでお馴染み!高濱先生からのメッセージ。

よのなかのルールについて、親子で楽しく学べます。

オススメする理由

お名前:山野 琢磨 さん

「石の上にも三年」「沈黙は金」など短い言葉で人生の真理や処世術などを述べ、教えや戒めとした言葉を「格言」や「金言」、「箴言」などと呼びます。ただし、その真意を相手に深く伝えるためには、もう少し言葉の工夫が必要です。

今回紹介する書籍、高濱正伸氏監修の『メシが食える大人になる!よのなかルールブック』は、丁寧に選んだ言葉でやさしく語りかけてくれます。「ルール1 いいことを言うよりも、よい行動をとる」、「ルール26 身近な人にこそ、ていねいな態度を」、「ルール30 他人を批判したくなったら、『自分はどうなんだ』と考えてみる」などなど…。

そして、そのルールごとの解説がまた良いのです。至極まっとうなことが書いてあるまっすぐな本です。わが子にどうぞ。(続編『メシが食える大人になる!もっとよのなかルールブック』もお薦めです。)

【リガクラボ編集部より】

“「一生懸命」をバカにする人にはふりまわされない”、“どうしてもツラいときは、逃げる”など、大人が子どもに伝えたい、また大人にとっても役に立つような「よのなかルール」をユーモア溢れるイラストとともに紹介しています。

一見、当たり前だと思われるようなことも、実践するのが難しかったりするものです。社会生活をスタートさせ、これから学ぶことの多い子どもたちにはもちろん、大人も自身を省みて改めて大切なことに気づかされる内容になっています。親子で一緒に会話をしながら読むのもオススメです。

14歳からの社会学 ─これからの社会を生きる君に

著者: 宮台 真司
出版社: 筑摩書房

書籍の概要

※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。

「これからの社会をどう生きればいいのか」― 子どもたちも大人も不安を抱えている。
そこで「社会を分析する専門家」である著者が、この社会の「本当のこと」を伝え、いかに生きるべきか、という問題に正面から向き合った。

なぜ社会に「ルール」があるのか、「恋愛」と「性」、「仕事」と「生活」、「生」と「死」等の話題を、わかりやすく語った。

重松清氏、大道珠貴氏との対談と、ブックガイドを新たに附す。

オススメする理由

ペンネーム:まーさん

今後の人生の中で大切したい価値観の構築を考えていく道しるべとなる本であり、どんな世代でも読める本である。

【リガクラボ編集部より】

「これからの社会をどう生きればいいのか」「人生とは?」「幸せとは?」このような不安は大人だけでなく、ある程度の年齢を迎えた子どもたちも感じているものです。そして、価値観の多様化する現代ではひとつの正解があるわけでもなく、難しい問題です。

この本では自分と他人、社会とルール、恋愛や性のこと、さらには生と死についてなど、10代の子どもたちが悩み、考えるような内容について、社会を分析する専門家である作者が体験談を交えながら解説しています。多感な時期を迎えている子どもたちにはもちろん、大人にも読み応えがある一冊です。

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