【第1回】リハビリテーションの4つのステージとは~各ステージの理学療法士の役割~

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終末期とは?

心身や生活全体の生活の質を高めるための「ケア」を重視した時期です。ご本人がどのような最期を迎えたいか、ご本人やご家族の思いを聴きながら、その思いに寄り添ってサポートをおこないます。医療・介護・福祉従事者等の関係者と連携しながら、痛みや倦怠感、呼吸の苦しさの軽減、負担のかからない動作の提案、環境設定などご本人の希望に沿って支援をおこないます。

終末期の理学療法士の役割とは?

終末期の理学療法士の役割は、ご本人の意思に沿った支援、リラクゼーション、ポジショニング、痛みや倦怠感、呼吸の苦しさの軽減などです。そしてより快適に過ごせるように福祉用具の提案や家族指導もおこないます。

まとめ

今回はリハビリの4つのステージについてご説明しました。理学療法士はケガや病気のステージに応じて、身体動作・機能の改善や向上を助けるだけでなく、福祉用具の提案や家族への指導といった、自立した生活を送るために必要なサポートをおこなっているのですね。リハビリのイメージが歩行練習や筋トレだけだと思っていた方は印象が変わったのではないでしょうか。

それでは次回からは具体的な疾患を例に、それぞれのリハビリの流れを見ていきましょう。第2回では高齢者に多く見られる大腿骨の骨折、第3回では代表的な生活習慣病である脳卒中、第4回ではがんを取り上げて理学療法士がリハビリにどうかかわるかについて説明していきます。

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