【後編】女性の高齢期の過ごし方~いきいきと健康な生活を目指そう~

高齢期に注意したい「骨粗しょう症」

さまざまな身体的特徴が現れる高齢期ですが、なかでも女性が注意したい病気のひとつが骨粗しょう症です。

骨粗しょう症は、骨密度の低下や骨質の悪化によって骨強度が低下したために、骨折しやすい状態になった病態のことをいいます。女性の多くは閉経後に骨量が著しく低下するため特に注意が必要です。

また、骨粗しょう症はもともとの体質(若い頃の食習慣や遺伝的な要素)からも影響を受けます。ダイエットを繰り返していた方(カルシウム、たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどの不足)や、母親が骨粗しょう症であった方などは特に注意してください。

骨の強度の低下を予防・改善して骨折を防ぐことは、寝たきりにならないためにも重要です。活動的な生活を送ることはQOL(生活の質)を保つこと、そして健康寿命をのばすことにもつながりますので、閉経後には骨密度検査を受けるようにしましょう。

日常生活で気をつけたいこと

健康的な高齢期を迎えるためにも、下記の項目に注意して早めの予防を心がけましょう。

  • 生活習慣を予防しましょう
  • 適切な食生活を目指しましょう
  • 適度な運動をしましょう
  • 十分な睡眠をとりましょう
  • 禁煙しましょう
  • お酒と上手に付き合いましょう
  • 歯・口腔の健康を守りましょう

生活習慣予防については下記の記事でも詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

【第1回】健康寿命をのばすために~生活習慣や生活機能を見直そう

※この記事は2022年5月11日時点での情報で作成しています。
※この記事は、以下を参考に作成しています。

統計トピックスNo.129「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」(総務省統計局)
令和2年簡易生命表(厚生労働省)
e-ヘルスネット(厚生労働省)
「平成28年版厚生労働白書 -人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える-」(厚生労働省)
健康長寿ネット「高齢者の身体的特徴」(公益財団法人 長寿科学振興財団)
女性の健康推進室 ヘルスケアラボ(厚生労働省研究班(東京大学医学部藤井班)監修)
健康手帳(厚生労働省)

おわりに

前編・後編の2回にわたり、女性の更年期と高齢期の特徴、日常生活で注意したいことなどについてお伝えしてきました。

人生100年時代といわれている中、更年期や高齢期を迎えても健康で活動的な毎日を送りたいですね。40~80代をいきいきと過ごすためにも、早めに生活習慣を見直すように心がけましょう。

女性のライフステージによる身体の変化については、下記の記事でも紹介していますのでぜひご覧ください。

【前編】女性のライフステージ~4つの期と身体の変化&トラブル
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