第12回「笑顔をあきらめない。」写真コンテスト 受賞作のご紹介

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7月17日は本サイトを運営する公益社団法人 日本理学療法士協会が設立された日で、「理学療法の日」と定められています。リガクラボでは、全国各地でさまざまなイベントが開催されることを以前に取り上げました。

今回は、日本理学療法士協会が、理学療法の日にちなんで毎年開催している「笑顔をあきらめない。」写真コンテストの受賞作を紹介します。

「笑顔をあきらめない。」というキャッチコピーには、病気や加齢などのさまざまな原因で身体の障害や生活に支障が生じても、その人らしい生活が送れること、そして当事者やそのご家族の前向きな生活をサポートできる地域社会を築くことを目指す思いが込められています。

その思いや活動をご理解いただき、活動の輪を広げるため、「笑顔をあきらめない。」をメインテーマに据えた作品を例年募集しています。第12回となる今年も、多くの方から写真をご応募いただき、107点の作品が集まりました。

最優秀賞の作品1点と優秀賞の作品2点をここでご紹介いたします。

最優秀賞

秋のさんぽで(作者:松政亜美様)

退院してから初めての屋外歩行練習。理学療法士とともに秋を探しながら歩行練習をした場面の一枚です。

優秀賞

ホノルルマラソンの42.195キロ 完走!(作者:林 優子様)

ドラべ症候群の次男は生後4か月に初めてのけいれん発作を起こしてから生死を彷徨う闘病生活を送っていました。4歳まで生きるのが難しいと言われていましたが、医療の進歩のお陰で今年30歳のお誕生日を迎えることができました。

成人になるころから車いす生活になると言われ、思い出作りにマラソン大会(3キロ)にたくさんでました。次第に足を引きずるようになり、これからは「車いす」を押しての参加になるのはさみしいと思っていた時に「足こぎ車いす」に出会いました。

リハビリを兼ねて好きだったマラソンを「足こぎ車いす」で続け、2023年12月10日、憧れの「ホノルルマラソン」の42.195キロを8時間39分で完走しました。知的にも重度ですが、応援してもらうのが好きで、完走した時の達成感がたまらなく好きです。今年は8時間を切ることを目標に、練習に打ち込んでいます。目標を持てるって素晴らしい!

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