楽しく身体を動かそう!【前編】-子どもの運動を習慣化して運動能力を高めるコツ

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人生のどのライフステージにおいても、楽しみながら過ごすことは心身の健康にとって重要です。特に子どもの発育においては、遊びや運動が欠かせない要素といえます。

日本理学療法士協会が発行している「Enjoy Your Life」子どもシリーズでは、そうした子どもたちの身体活動や発育をサポートする内容を発信しています。
リガクラボでは、「Enjoy Your Life」に掲載されている内容から、お子さんの身体活動や発育をサポートする方法を2回に分けてお話ししていきます。前編では、子どもの運動を習慣化して、運動能力を高めるコツをご紹介します。

そもそも身体活動とは?

身体活動とは、筋肉を動かしてエネルギーを使うすべての活動のことです。体育でおこなう運動やクラブ活動でのスポーツはもちろん、学校への通学や家でのお手伝いなど、日常的な「生活動作」も身体活動に含まれます。

子どもの頃に十分な身体活動をおこなうことは、運動能力の向上や運動習慣の定着化につながるだけではありません。健康な身体作りによって、生活習慣病をはじめとした将来的な病気のリスクを避けることにもつながります。

身体活動を習慣にするコツ

現代では都市化や少子化によって、子どもの遊ぶ「空間・仲間・時間」が減り、身体活動の減少がみられています。子どもは周りの環境に大きく影響されるため、身体を動かす習慣を身につけるには、まず適切な環境を整えることが重要です。

家族と一緒に運動をしよう!

お父さんやお母さんが定期的に運動をしている家庭の子どもは、子どもにも影響を与えて身体活動量が高いといわれています。両親が運動をしていなくても、兄弟や祖父母など、家族の誰かが一緒に身体を動かすことで、運動する習慣が身につきやすくなります。

また、運動をしていなくても、エレベーターの代わりに階段を使ったり、近くの買い物には車や電車を使わず、歩いて行くなどして、普段の生活の中でできることから始めるのも大切です。

運動の教室やクラブなどに入ってみよう!

時代の変化で近所の公園などで友達と遊ぶ機会は減りつつある一方で、さまざまな習い事や運動クラブなどに参加する機会は増えています。野球やサッカーなど、集団でおこなうスポーツに参加することで、一緒に運動をする仲間も増やせます。

最近では親の送迎や当番の負担が少ない課外活動も増えているので、子どもが興味を持った運動に参加できる環境を整えて、身体を動かす機会を増やしてみましょう。

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