働く人のための熱中症予防【後編】-仕事中や前日からできる対策

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熱中症は、適切な知識と対策があればリスクを減らすことができます。しかし、「なんとなくわかっている」という感覚のまま仕事をすると思わぬ事故につながるケースも少なくありません。特に屋外や高温環境での作業が続く職場では、仕事前からしっかりと備えておくことが、自分自身の命を守ることに直結します。

前編では、熱中症の基本的な知識や熱中症になりやすい職種、具体的なサインを解説しました。後編では、仕事中やその前日からできる準備や仕事中の熱中症対策をご紹介します。

熱中症予防のためのチェック項目

熱中症を予防するために、前日から仕事中までのチェック項目をご紹介します。

仕事前日

  • 仕事前日の飲酒を控えめにしている
  • ぐっすり眠れている

仕事前

  • 寝不足ではない
  • しっかり食事をした
  • 体調が良い
  • 二日酔いをしていない

仕事中

  • こまめに水分・塩分を補給している
  • こまめに休憩している
  • 尿の色が濃くない(黄色や茶色ではない)

これらのチェック項目に当てはまる数が少ないほど熱中症の危険性が高まるため、生活習慣や身体の状態をよく確認しておきましょう。

水分補給のコツ

熱中症を予防するためには、適切な水分補給が重要です。ここでは、水分補給のタイミングや注意点、熱中症予防ドリンクの作り方をご紹介します。

水分補給のタイミングと注意点

水分補給は休憩時間だけでなく、作業中もこまめにおこなうことを心がけましょう。忘れずに水分補給をするために、タイマーを活用して定期的に飲む習慣をつけることもおすすめです。

水分をとる場合は、同時に塩分をセットで補給することもポイントです。大量に汗をかくと塩分も失われるため、水分だけを補給すると体内の塩分濃度が低下し、かえって熱中症を引き起こす恐れがあります。また、塩あめだけ舐めてもあまり効果はなく、水分とあわせて摂取することが重要です。スポーツ飲料の場合は、30分ごとにコップ1杯(200ml)程度を目安に飲んでください。

熱中症予防ドリンクの作り方

市販のスポーツ飲料が手元にない場合でも、自宅で簡単に熱中症予防ドリンクを作れます。具体的には、水1000ml(麦茶でも代用可)に、以下を加えるだけです。

  • 砂糖大さじ4と½
  • 塩小さじ½
  • レモン少々(お好みで)

糖分を控えたい方は砂糖の量を減らすか、甘味料で代用してもかまいません。衛生面を考慮し、作ったドリンクはその日のうちに飲み切るようにしましょう。

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