働く人のための熱中症予防【後編】-仕事中や前日からできる対策

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プレクーリングについて

プレクーリングとは、作業を始める前に身体を十分に冷やしておくことで、作業中の体温上昇を緩やかにする熱中症の予防法です。外部から冷やす方法としては、以下が挙げられます。

  • 保冷剤や冷水を活用したクールベストの着用
  • 10〜15℃の冷水に手足を10分程度浸す
  • 手足を水に浸し、風を当てて冷やす

内部から冷やす方法としておすすめなのが、アイススラリーを飲むことです。アイススラリーとは細かな氷と液体が混じり合った状態の飲料で、通常の冷たい飲み物よりも高い冷却能力があります。一度に大量に飲むと胃に負担がかかるため、少しずつ数回に分けて飲むようにしましょう。アイススラリーは、凍らせたスポーツ飲料と液体のスポーツ飲料をミキサーで撹拌することで作れます。

熱中症対策グッズの使用

作業中に役立つ熱中症対策グッズとして、以下が挙げられます。

  • ファン付きヘルメット
  • 通気性の良いヘルメット
  • 防暑タレ(ヘルメットや帽子に装着する日よけカバー)
  • ファン付き作業服
  • 水分・塩分(スポーツドリンク、塩飴など)
  • 応急手当カード
  • クーラーボックス
  • タイマー(水分摂取の時間を管理)
  • 作業用パラソル
  • ウェアラブル端末(スマートフォンやスマートウォッチなど)(体調を管理)
応急手当カードのダウンロードはこちら(厚生労働省)

熱中症を防ぎ暑い夏を乗り越えるためにも、これらのグッズをうまく活用してみましょう。そのほかにも、防災用段ボールやアウトドア用の折り畳みベッドを活用すれば臨時の休憩所を作れます。

※この記事は2026年7月15日時点での情報で作成しています。
※この記事は、以下を参考に作成しています。

働く人の今すぐ支える熱中症ガイド(厚生労働省)

おわりに

後編では、仕事前日や仕事前からの準備や仕事中の熱中症対策について解説しました。

熱中症を予防するためには、前日の睡眠状態や当日の体調など、日頃から自分のコンディションをチェックする習慣をつけておきましょう。作業中の水分補給では、水分と塩分をセットで摂取することがポイントです。また、作業前に身体を冷やしておくプレクーリングも効果的な予防法のひとつです。これらに加えて、ファン付きヘルメットやウェアラブル端末などの熱中症対策グッズを活用すれば、より安全に作業を進められるでしょう。

熱中症は正しい知識と日頃からの備えがあればリスクを減らすことができます。職場全体で対策への意識を高め、安全に夏を過ごしましょう。

前編はこちら:熱中症の仕組みや注意すべき職種

熱中症については以下の記事でも取り上げています。お子さんをはじめ、ご家族が屋外でスポーツをされている方にも役立つ内容になっていますので、あわせてご覧ください。

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