ひろみちお兄さんによる外部審査員賞も!第14回「笑顔をあきらめない。」写真コンテスト 受賞作のご紹介
外部審査員賞
あの頃のまま(作者:松井 遥様)
娘は6歳の時、原因不明の急性脳症により緊急搬送された後、最重度の障害が残りました。
それまでの日常が一変し、娘はこの先自分で歩くことも食べることも笑うことも恐らくないと医師から告げられました。
どん底が更に抜けるような感覚、今まで感じたことがない悲しみと苦しみの日々でした。
そんな中、娘の退院後、週に1度リハビリテーションに来てくれる理学療法士さんがいました。
これは、その理学療法士さんが持ってきてくれた小さな傘をくるくると回す姿を見て笑った娘の写真です。
娘の笑顔は、あの頃のままでした。
いつも優しく明るい笑顔で娘にふれてくれる理学療法士さんのおかげで、私たちは今も笑顔でいられています。
外部審査員 佐藤弘道さんからのコメント
家族にとって、自分の子どもの病気は代われるものであれば代わりたいという気持ちでいっぱいだったと思います。親としては自分のせいで!とも考えたのではないでしょうか。そんな中で医師から告げられた一言は、私たちには想像も出来ないくらい辛かったと思います。しかし、今回の写真は理学療法士さんの横でかわいらしくニコッと一緒に楽しそうに笑っている姿は家族の皆さまにも私たちにも未来を輝かせるステキな笑顔の一枚だと思いました。その笑顔を生み出してくれた理学療法士さんの笑顔もステキだと思いました。
佐藤弘道さんによる全体講評
佐藤弘道氏 今回、このコンテストに初めて参加をさせていただき、写真を一枚一枚拝見し、それぞれのコメント全てに目を通させていただきました。コメントを読んで涙があふれたり、思わずクスッと笑ったり、患者の立場になったり、また改めて理学療法士さんへの有難さを感じたり、色々な感情が生まれました。私はひと一倍、健康には気を付けて生活をしていましたが、ある日突然「脊髄梗塞」という病に侵されて下半身麻痺になってしまいました。病気になる前は健康が当たり前だと思っていました。病気になって笑顔を忘れていましたが、医療従事者の皆さん、家族、友人、ファンの皆さんのお陰で笑顔を取り戻すことが出来ました。笑顔や元気は人から与えられるものだと思うようになりました。今回ご参加された皆さんの写真を見て、また笑顔をいただきました。ご参加された皆さん、ありがとうございました。私も「笑顔をあきらめない」で、今後も一人でも多くの方を笑顔にしたいと思います。ただ、そこには理学療法士の皆さんの活躍があるからこそ、こうして私たちは私らしく活動が出来ています。私たち患者が理学療法士の皆さんに笑顔を届けることが出来るのは、ほんの少しの努力と結果です。これからもお互いに笑顔が生まれるように、そして素敵な写真が残せるように、リハビリをされている皆さん、一緒に頑張りましょう!
その他の受賞作品や過去の受賞作品は協会公式サイトでご確認ください。
あきらめず、一歩ずつでも前に進める社会に
今年もお子さんからシニアの皆さんまで、輝くような笑顔の作品がたくさん届きました。
最優秀賞は、車いすでマラソンに参加した男の子と応援に来てくれたお友達、伴走した理学療法士のお写真。ゴール直後の、達成感に満ちあふれた最高の笑顔の1枚です。優秀賞は、骨折を乗り越えてパラサーフィンに挑戦したダウン症候群の男の子と理学療法士の笑顔、そして脳出血の後遺症で片麻痺がある方が理学療法に励み、娘さんとバージンロードを歩いたシーンを切り取った作品でした。
さらに今回から新設された外部審査員賞は、急性脳症で最重度の障害が残った女の子が変わらぬ笑顔でほほ笑む一枚でした。外部審査員の佐藤弘道さんからも「未来を輝かせるステキな笑顔」とコメントをいただいているように、心が温まるとてもかわいらしい作品です。
どのお写真からも、病気や障害があっても何かをあきらめることなく、笑顔で前向きに生きることの大切さを感じることができました。また、それを温かく支える周囲の方々の深い愛情や絆も印象的でした。
リガクラボでは、「笑顔をあきらめない。」写真コンテストを通じて、理学療法・理学療法士についてより多くの方に知っていただき、人と人とが助け合い、共に笑い合える社会が実現することを願っています。
13回目の受賞作品はこちら