アジア最大級の福祉機器展示会「国際福祉機器展(H.C.R.2019)」に出展して感じたものとは?

写真:出展ブースでのミニ講座
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使用者の視点での福祉機器の見方・選び方を紹介

国際福祉機器展(H.C.R)では出展ブースとは別に講演等を行うエリアが設けられています。

こちらでは、9月26日(木)に、日本支援工学理学療法学会運営幹事の栄健一郎さんによるプレゼンテーション、「使用者の立場から見た福祉機器の見方・選び方」を行われました。参加者の皆さんに身体を動かしてもらい、動作によってかかる負担を実感していただくなど、飽きない工夫をした講演に、用意された48席は満席となり、立ち見が出るほどの盛況となりました。

写真:出展社プレゼンテーションの様子

出展社プレゼンテーションで講師を務めた栄さんはこのように話しています。
「今回のプレゼンテーションでは、自立度の異なる3名の方(Aさん、Bさん、Cさん)をモデルに、それぞれ動作の特性や福祉機器の活用ポイント解説をしました。

参加者のみなさんには、使用者ごとの活用シーンを想像しながら、福祉機器の展示を見ていただければと思っています。

当日は満席となり盛況のうちに終えることができました。ご協力いただきました多くの方々に感謝いたします。」

また、プレゼンテーションで紹介した福祉機器が会場内のどこに展示されているかを掲載した小冊子も配られました。プレゼンテーションで興味を抱いた福祉機器に触れられる機会を得られたのではないでしょうか。自立度に応じた活用シーンについてまとめてある冊子ですのでぜひご覧ください。

配布した小冊子「使用者の立場から見た福祉機器の見かた・選び方」

広まっていく福祉への理解

わずか3日間の開催ながらも展示会全体で10万人以上、日本理学療法士協会と東京都理学療法士協会が共同出展したミニ講座では、実に1,000人以上と大変多くの方に興味を持って参加していただきました。

福祉機器の性能も使い方のコツも日々レベルアップしています。製品とノウハウが一堂に会する場に行くことで、介護・福祉が必要なご本人だけでなく、そのご家族や関係者の方の負担を減らせる場合もあると思います。国際福祉機器展(H.C.R)は、来年も同じ会場にて開催されますので、機会があればぜひご来場ください。

第47回 国際福祉機器展(H.C.R.2020)
会期 2020年10月21日(水)〜10月23日(金)
会場 東京ビッグサイト 西・南展示ホール
URL 国際福祉機器展公式サイト(https://www.hcr.or.jp/
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