第8回「笑顔をあきらめない。」写真コンテスト 受賞作のご紹介

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公益社団法人 日本理学療法士協会では、理学療法の日(7月17日)にちなんださまざまなイベントを実施しています。「笑顔をあきらめない。」写真コンテストもそのひとつとして、今年で8回目の開催を迎えました。

「笑顔をあきらめない。」——その言葉は、病気や加齢が原因で生活に手助けが必要なご本人や家族の支援のため、また、困ったときはみんなで助け合う豊かな社会の構築を目指す理学療法士のキャッチコピーとなっています。

その思いや活動をご理解いただき、活動の輪を広げるため、「笑顔をあきらめない。」をメインテーマに据えた写真を全国から募集し、今年もオリジナリティ溢れる104作品をご応募いただきました。

新型コロナウイルス感染症への不安などの暗い気持ちを吹き飛ばすような、笑顔に溢れる優秀作品の一部をここでご紹介いたします。

最優秀賞

タイトル:いつもの記念日(作者:konsan 様)

両親の結婚記念日、特別なことは何もなく、いつもの週末と同じく趣味の菜園に向かう二人を見て、元気で笑えるそれだけで十分特別な日なんだなと感じました。

優秀賞

タイトル:よっちょれ、よっちょれ(作者:上島 康平 様)

高知に93歳の母と帰省したとき、母が楽しみにしているよさこい祭りを見に行きました。
商店街に椅子を置かせていただき観賞させていただいていましたが、車椅子でよさこいに参加されている方を見てビックリ。
母もすっかり元気を分けていただきました。

タイトル:僕の一歩は月面着陸レベル(作者:寄本 恵輔 様)

当院は神経難病の高度医療研究センターで、原因不明かつ根治困難な患者さんが多くおります。患者さんは大学病院で検査してもよくわからず、診断がつかない中、どんどん歩けなくなって、座っているのもつらい。呼吸が苦しくてたまらない…。

そんな中「一歩足が出れば、どうにかなるんじゃないか」と言い、その一方で「今や僕の一歩は月面着陸レベルですよ」と言っている患者さん。本人は半ば諦めていたのですが、立春間近の暖かい日にリハ室の屋外で人工呼吸器を装着し立位・歩行補助機器を利用したときの写真です。写真を撮る際に「久しぶりに外の景色を見た感じ」と言っておりました。

我々は患者さんの身体や精神等に問題があっても、なんとか適合(adapt)できるよう支援し続けます。発展し続けるテクノロジーにより歩行障害や呼吸不全を超えた療養生活があり、そこに多くの必要な支援が整えば神経難病であっても「健康」でいられます。

その他の優秀作品は協会公式サイトでご確認ください。

日本理学療法士協会「第8回「笑顔をあきらめない。」写真コンテスト」
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