【レポート】2021年は新スタイルで実施!第48回国際福祉機器展(H.C.R.2021)に出展しました
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2021年11月10日(水)~11月12日(金)の3日間、世界の福祉機器を一堂に集めた国際展示会「第48回 国際福祉機器展(H.C.R.2021)」が東京ビッグサイトにて開催されました。今回はこれまでの開催で初となる、リアル展とWeb展を掛け合わせたハイブリッド形式。Web展は2021年10月11日(月)~12月10日(金)の期間でおこなわれました。
公益社団法人 日本理学療法士協会と公益社団法人 東京都理学療法士協会は、H.C.R.2021に共同出展しました。
今回はこのイベントの様子をご紹介します。
「H.C.R. 2021」ってどんなイベント?
国際福祉機器展(H.C.R)は、日本初の福祉機器の国際展示会としてスタートし、今やアジア最大規模に達しています。前述の通り、今回は初となるリアル展とWeb展を掛け合わせたハイブリッド開催となり、204社(うちリアル展への出展は173社)の企業・団体が参加しました。
会期中は天候に恵まれたこともあり、リアル展では3万9647人もの来場者(主催者発表)が東京ビッグサイト 青海展示棟に足を運びました。
日本理学療法士協会と東京都理学療法士協会は、リアル展では「腰痛予防と福祉機器の活用術」の映像公開、Web展では「福祉機器の見かた・選び方」をテーマにしたプレゼンテーションの公開や、その他無料で利用いただけるコンテンツの紹介をおこないました。
リアル展では映像講座「腰痛予防と福祉機器の活用術~理学療法士の視点から~」を放映
今回、リアル展の出展ブースでは、映像講座「腰痛予防と福祉機器の活用術~理学療法士の視点から~」を放映しました。
腰痛予防や、杖、歩行車、車いすなどに焦点を当てた4テーマの映像講座は好評で、一般の来場者の方からの個別相談や、企業様からの問い合わせも多くありました。映像講座に対する感想も含めると、1日数十件のご質問やご意見などをいただきました。
当日、運営に協力してくれたスタッフからのメッセージをご紹介します。
荒木 達也さん(東京都理学療法士協会)
4つの映像講座は好評で、ブースにお越しいただいた皆様から、個別の機能障害に対するご相談や福祉機器の使用方法の問い合わせを多数いただきました。参加者の皆様に理学療法士の役割を伝えることができたと感じています。
また、メディカルサポーターの一員としてオリンピック・パラリンピックに従事していることやエスカレーターマナーアップ啓発のパネルを掲示し、理学療法士の活動が多岐にわたっている事も周知できたのではないかと思います。今後も、活動を通じて皆様の近くに理学療法士がいることを知っていただければ幸いです。
石川 優愛さん(東京都理学療法士協会)
私は昨年度まで養成校の学生でした。国際福祉機器展には学生時代に参加したことがありましたが、今回初めて理学療法士として出展側の立場で参加しました。そこで改めて感じたことは、福祉機器の製造開発、医療介護における管理システム開発などの企業や会社がこんなにも多くあるのだという驚きで、病院内では知りえなかったことでした。
また、来場者の方から、福祉機器活用の映像講座やエスカレーターのマナーアップキャンペーン事業に関する質問をいくつか受け、組織としての活動を社会にどんどん広めていくべきだと思いました。人とのつながりや社会貢献の大切さとその魅力を改めて実感できました。個人的にも今回H.C.R.2021で発信した情報を多くの方へ拡散したいです。
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