【前編】40代以上の尿漏れは3人に1人!?実は身近な症状

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決して恥ずかしいことではない。岩田先生からのメッセージ

尿漏れが起こることで、においや服の染み出し、周りに相談しにくいなど色々な悩みを抱えて生活をされている方がいらっしゃると思います。 今、尿漏れで悩んでいる方へのアドバイスをお願いします。

岩田先生:人生100年時代の中、尿漏れは誰もが経験する症状です。特に尿漏れは気分の落ち込みにも影響し、長時間の外出が尿漏れの不安から困難になるケースもあり、運動機能、認知機能の低下にも繋がります。まずは、1人で悩まず周りの方に勇気をもって相談してみてください。可能であれば泌尿器科を受診してみてください。運動療法、薬物療法、手術療法で改善できるかもしれません。最近では薄くて動きやすく、穿いていることが外から分かりにくい紙パンツなどもあります。お守り代わりに尿漏れパッドを使用してみることは決して恥ずかしいことではありません。

おわりに

前編では、理学療法士としてユニ・チャーム株式会社に勤務をされている岩田先生に尿漏れの症状や対処法、製品などをご紹介していただきました。対処法や製品など今日から実践できる情報がたくさんありましたね。

後編となる次回は、詳しい尿漏れの予防方法や岩田先生が担当された利用者さんの体験談を交えながらご紹介いたします。お楽しみに。

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PROFILE

岩田 研二(いわた けんじ)理学療法士/修士(保健学)

岩田 研二(いわた けんじ)理学療法士/修士(保健学)

専門分野:泌尿器(尿失禁、排せつケア)

病院勤務を経て、2013年より青年海外協力隊(現在はJICA海外協力隊)でタイの障害者ホーム「Phrapradaeng Home for Disabled People」に従事。2020年からユニ・チャーム株式会社に勤務。現職。