【第23回】理学療法士のオススメ書籍&一覧 「科学を味方に。幸せに生きるヒントをくれる2冊」

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リガクラボでは、全国の理学療法士から「みんなに薦めたい書籍、薦めたら好評だった書籍」を募集し、毎回テーマに沿ったオススメの書籍を紹介しています。

読者の皆さんの健康に役立つ、そして身体や命について考えるきっかけになるような書籍を、理学療法士の視点でピックアップしていきます。

第23回となる今回のテーマは「科学を味方に。幸せに生きるヒントをくれる2冊」です。

それでは早速、一冊目の本をご紹介します。

科学がつきとめた「運のいい人」

『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』中野信子著(サンマーク出版)
著者: 中野信子
出版社: サンマーク出版

書籍の概要

※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。

あなたも「運のいい人」になりませんか?
日本・最注目の脳科学者がつきとめた、運のいい人だけがやっている「思考」と「行動」

「自分は運が悪い」と思っていませんか?
でも「運」というものは必ずしも、その人がもともと持っていたり生まれつき決まっていたりするものではなく「その人の考え方と行動パターンによって変わる」のです。「運がいい人」は「運が良くなる」考え方や行動パターンを習慣づけているのです。

それではどのようにしたら「運のいい人」になれるのか?
優秀な脳科学者である著者が科学的見地から、「運のいい」考え方や行動パターンを習慣づける方法を紹介していきます。

オススメする理由

名前:匿名希望

タイトルこそ『運のいい人』ですが、脳科学的根拠などを示しながらも読みやすく書かれた一冊です。人は考え行動する生きものであるがゆえに、最適な行動ばかりではなく、好適に行動することで、自分を取りまく環境も良い方向へ変化させることができ、そして、自分の行動により社会を円滑にすることができ、自分も幸せになれるということが、述べられています。

暗いニュースが目立つ昨今、気分転換に、構えず気軽に読めると考えます。

【リガクラボ編集部より】

『新版 科学がつきとめた「運のいい人」』は、脳科学者である中野信子氏が、運を良くするノウハウについて語った一冊です。

著書では「運・不運というものは、だれの身にも公平に起きていているが、事象に対する捉え方や考え方が異なる」と述べられています。

運がいい人には、共通の行動パターンや考え方があることが多いため、本書ではその具体例を科学的に解説しています。そして、運がいい人の習慣を取り入れることを皆さんにおすすめしています。

誰でもすぐに取り組めるものが多く紹介されているので、ぜひ日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?

続いて二冊目はこちら。

グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない

著者: ロバート・ウォールディンガー
マーク・シュルツ
訳: 児島 修
翻訳監修: 石川 善樹
出版社: 辰巳出版

書籍の概要

※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。

ハーバード大学による84年にわたる史上最長の幸せ研究
全世界で4400万回再生されたTEDトーク歴代ベスト10、待望の書籍化!

人生を幸せにするのは何?
ーーWhat Makes a Good Life?

一つの問いから始めよう。
健康で幸せな未来のために、今すぐ、たった一つだけ、「人生の選択」をするとしたら?
毎月の貯金額を増やす?
仕事を変える? もっと旅行をしようと決意する?

晩年に振り返ったとき「幸せな人生だった」と確実に思えるための、
唯一無二の選択肢は何だろうか?

オススメする理由

ペンネーム:やおや さん

AIの進化やコロナによるWeb文化の発達、最近のSNSの広がりなどで、人と人のつながり方も昔とは変わってきているように思います。

この本は、被験者とその家族に対し、血液検査等の医学的検査とヒアリングによる追跡調査を80年以上にわたっておこなった研究を基に、人生に影響を与える要因を科学的に解き明かそうとしています。

筆者は本の中で、4つの場面(パートナー、家族、職場、友人)の人間関係が人生に与える影響の大きさを示唆し、最終的に「科学が言えることは、良好な人間関係は私たちを幸せにし、健康にし、長生きさせてくれる」と結論付けています。

人とのつながり方の大切さを改めて感じる1冊です。

【リガクラボ編集部より】

人の健康を研究する際に、病気ではなく、生きがいに注目しておこなわれた「ハーバード成人発達研究」。この研究は80年以上にわたって続けられており、2,000人以上の被験者の人生の変遷を記録してきました。

2年ごとに質問表を送り、5年ごとに健康データを収集し、15年ごとに直接会う。そうして積み上げられたデータから導き出されたのは、幸福・健康・長寿において大切なものは「よい人間関係」でした。

様々な人生を語りながら、「幸せになるのに、遅すぎることはない」というポジティブなメッセージを届けてくれる一冊です。

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