ちょっとした工夫が糖尿病の合併症予防につながる!?

「リガクラボ」では、糖尿病を日頃から予防するため、日常生活でできることを連載でご紹介しています。前回は、糖尿病の症状や、実際に糖尿病になったときの治療法についてお伝えしました。

連載第2回目の今回は、糖尿病になった方が合併症を引き起こさないよう日頃から取り入れられる動きや、日常生活でできる工夫をご紹介します。

前回の記事:糖尿病ってどんな症状が出るの?

糖尿病の合併症予防に重要な「生活活動」って何?

糖尿病の合併症を予防するためには、スポーツやトレーニングなどの特別な運動をすること以上に、普段の生活を活動的に過ごすことが大切です。仕事、家事、通勤・通学など日常生活の中で消費されるエネルギーを増やすためにできる、具体的な工夫をご紹介します。

家の中で動く

  • 部屋をこまめに整理する
  • テレビやエアコンのリモコンなど、頻繁に使うものを少し遠くに置く
  • 床拭きをモップから雑巾に変える
  • 洗濯や掃除中に膝の屈伸運動を取り入れる
  • テレビを見ながら運動する
  • 立ったままテレビを見る

外出時に動く

  • なるべく階段を使う
  • 通勤を自転車や徒歩に変える
  • バスや電車を一駅手前で降りて、目的地まで歩く
  • 駐車場は、目的地から少し遠くの場所を選ぶ
  • バスや電車ではなるべく着席せずに立って移動する

自己管理をしよう!

糖尿病の予防のためには、自分のからだについて知ることも重要です。普段から記録をつけて自分の生活を振り返ったり、目標を立ててモチベーションの維持に役立てたりしましょう。

記録をつけよう

食事内容や体重・血圧・血糖自己測定(SMBG)※の結果はもちろん、運動に関しても実施日や内容を記録することが大切です。

※1型糖尿病やインスリン治療中の2型糖尿病、糖尿病合併妊娠あるいは妊娠糖尿病で主に推奨されています。

食事や運動の記録には、専用の自己管理表やノートを用意するのがおすすめです。また、アプリや歩数計を活用すると、記録を忘れる心配がないので便利です。

目標を立てよう

長期的に予防活動を続けるためには、やみくもに取り組んで記録をつけるのではなく、目標を立てることも大切です。

しかし、いきなり大きな目標を立ててもなかなかうまくいきません。まずは日常生活の中で無理のない目標に設定し、成功体験を積み重ねていきましょう。

糖尿病の合併症予防を毎日の習慣に!

糖尿病は一度かかると一生の付き合いとなる病気ですが、合併症を起こさない・悪化させないことが糖尿病のない人と変わらない寿命と生活の質を保つことにつながります。合併症を予防するために、簡単な動作や心がけに日頃から取り組んでみてください。

次回は、意外と知られていない「糖尿病に起こりやすい足のトラブルを早期発見」です。