【後編】糖尿病を正しく知って予防しよう 糖尿病から引き起こしやすい「足のトラブル」を早期発見しよう

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「リガクラボ」では、糖尿病を予防するために日頃からできることを連載でご紹介しています。前回は、日常生活に取り入れやすい糖尿病予防のためのちょっとした工夫をお伝えしました。

連載第3回目の今回は、糖尿病の方に起こりやすい足のトラブルについて、予防と早期発見のために気をつけたいことをご紹介します。

実は怖い…糖尿病の方の「足のトラブル」

あまり知られていませんが、実は糖尿病の方は足のトラブルが起こりやすくなります。主なものとして、以下のような原因があります。

  • 糖尿病神経障害
  • 足の動脈硬化
  • 免疫力の低下
  • 足部にかかる負担の増大

足のトラブルは、潰瘍や壊疽に移行するなど重症化し、放置をすると足の切断が必要になる可能性も決して少なくありません。世界では、糖尿病が原因で30秒に1本のペースで足(指)が切断されているともいわれています。

そうならないために、足病変は予防と早期発見が重要なのです。

早期発見のために…まずは足をよく観察しよう

糖尿病と診断されてから長期間が経過している場合や、立ち仕事などが多い場合は、医師、看護師、理学療法士などの医療者に、定期的な評価を受ける必要があります。

まずはご自身の足を毎日よく観察して、いつもと少しでも変だと思うところがある時は、迷わず医療機関を受診しましょう。

例えば、

  • 足のうらがゴツゴツしてきた
  • 赤くはれてきた

など、小さな変化も見逃さないようにしてください。

また、自分で観察ができない場合は、家族の方など必ず誰かに見てもらうことが大切です。

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