【前編】今すぐ始める!脳卒中予防~脳卒中はどんな病気?
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脳卒中は、「脳出血」や「脳梗塞」など脳が受持つ多種多様な心身機能の障害が出現する疾患です。もし発症してしまった場合、障害の回復を目指すとともに、日常生活動作の工夫や生活環境の調整など、長期にわたるリハビリテーションが大切になります。
今回は脳卒中の症状や病気の予防・再発予防、日頃からおこないたい効果的な運動などについて、前編・後編の2回にわたり紹介していきます。
【特集】今すぐ始める!脳卒中予防
「脳卒中」はどんな病気?
脳卒中は頭の中の血管に起こる病気です。現在、「がん」「心筋梗塞」「老衰」に次いで、日本人の死亡原因の第4位、寝たきりになってしまう原因の第2位の疾病です。
脳卒中には、脳の血管が破れて出血する「脳出血」「くも膜下出血」と、脳の血管が詰まる「脳梗塞」があります。
脳出血
脳の中で血管が破れて出血する病気です。いろいろな原因で起こりますが、もっとも多いのは高血圧によるものです。
くも膜下出血
脳の表面にある「くも膜」という薄い膜と脳の表面との間には大きな血管が走っています。その血管に動脈瘤という膨らみができ、それが破裂する病気です。
脳梗塞
脳の血管が細くなったり、血管に血栓(血のかたまり)が詰まったりして脳に酸素や栄養が送られなくなり、細胞が障害を受ける病気です。
脳卒中が引き起こすさまざまな後遺障害
脳卒中になると、脳が受け持つ多種多様な心身機能の障害が出現します。障害の回復には、長期にわたるリハビリテーション医療や介護が必要になります。
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