【第3回】正しい運動療法で心筋梗塞・心不全のリスクを減らそう~予防に大切な3つのポイント~
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心臓リハビリテーションについて
心臓リハビリテーションは、心筋梗塞や心不全を含む心臓病の再発を予防するための取り組みです。自分の病気を知ることから始まり、運動療法、再発危険因子の管理、心のケアなどをおこないます。
一人ひとりの患者さんに、医師、理学療法士、看護師、薬剤師、公認心理師など多くの医療専門職が関わることが特徴です。
心臓リハビリテーションの流れ
●急性期(発症~数週間)
退院に向けて、日常動作を安全に獲得します。病気の回復に合わせて、院内での活動を徐々に増やし、心臓に異常な反応が出現しないことを確認します。
●回復期(発症数週~5カ月)
社会復帰、病気の再発予防に向けて、心肺運動負荷試験(CPX)の結果に基づいて外来で運動療法をおこないます。他にも、食事療法、生活習慣の改善に取り組むほか、ご自身の病気を知るための勉強会へも参加します。
●生活期(維持期)(5カ月以降)
病気の再発予防はもちろんのこと、健康維持のために自己管理で運動療法をおこないます。生活期(維持期)に運動療法を継続すると、病気の再発率が低下し寿命が延長することが期待できます。
※この記事は2022年11月16日時点での情報で作成しています。
※この記事は、以下を参考に作成しています。
おわりに
第3回では、心筋梗塞や心不全といった心疾患の予防に大切な3つのポイント、再発予防のための取り組みである心臓リハビリテーションについてご紹介しました。
心疾患は早期に発見し、治療を開始することが大切です。また罹患しても運動療法を中心とした心臓リハビリテーションを受けて生活習慣を改善していくことで、再発を予防することが期待できます。
連載最後となる第4回では、自宅でできる運動療法についてお話ししていきます。
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