【前編】職業病を予防して健康に働き続けよう~産業保健の基礎知識と現状~

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主な職業病と発生状況

職業病とは、労働条件や環境など業務のなかで発生してしまう病気やケガのことです。働いていると、何らかの理由で職業病にかかってしまうことがあります。

主な職業病

発生状況

職業病の発生状況は、転倒、動作の反動・無理な動作、墜落・転落が半数以上を占めています。

令和4年 労働災害発生状況

※この記事は2024年5月22日時点での情報で作成しています。
※この記事は、以下を参考に作成しています。

データヘルス・健康経営を推進するためのコラボヘルスガイドライン(厚生労働省)
健康経営オフィスレポート(経済産業省)

おわりに

前編では、産業保健とは何か、また職業病の発生状況などについてご紹介しました。

まとめると、以下のとおりです。

  • 職業病とは、労働条件や環境など業務のなかで発生する病気やケガのことで、誰でもかかる可能性がある
  • 産業保健とは、職業病が発生しないように、働く人々の労働環境や作業条件、健康状態を把握し、産業医学に基づいて改善する支援をおこなう取り組み
  • 人財の確保や生産性を保つためにも、職業病の発生予防に取り組む必要がある

皆さんの職場では職業病が発生する可能性がないか、ぜひ振り返っていただき、職場環境の改善に役立てていただければと思います。

次回は、実際に職場でおこなう職業病の予防活動と、職業病により入院となってしまった場合の注意点をご紹介します。

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