寒い時期は特に注意!ヒートショックと自宅で起こりやすい事故

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寒い冬が近づき、暖かい室内で過ごす時間が増えている方も多いのではないでしょうか。住み慣れた家の中は安全……というイメージがありますが、消費者庁のデータによると国内で起こる事故の7割超が「家の中」で発生しているとされています。65歳以上の死因別死亡数で、もっとも多いのが「転倒・転落」、次いで「窒息」「溺水」が挙げられ、65歳以上の高齢者は特に注意が必要です。

リガクラボでは2023年12月13日の特集記事「【前編】家の中の危険を予防しよう~冬場はヒートショックに要注意!~」にて、ヒートショックについてやヒートショックを防ぐ方法、また浴室やトイレで起こりやすい事故と対応策についてご紹介しました。

冬の時期を自宅で楽しく安全に過ごすためにも、ぜひこちらの記事を参考に、ヒートショックや自宅での事故について考えてみませんか。

※本記事は、リガクラボで過去に掲載した記事の再紹介です。記事内容は制作当時のものとなります。

ご紹介する記事の主な内容

  • ヒートショックとは何か
  • ヒートショックを防ぐには
  • 浴室やトイレで起こりやすい事故と注意点

ヒートショックとは何か

「ヒートショック」とは、寒さや著しい温度差により血圧変動が生じ、身体に大きな負担がかかった状態のことをいいます。

暖かい場所から寒い場所に移動すると血管が収縮して、血圧が一気に上昇します。逆に、冷えた身体が暖かい場所で温まってくると血管が広がり、急上昇した血圧が下がります。このような急激な血圧の変化により、一時的に貧血状態になって、一過性の意識障害が起きたり、心筋梗塞・脳梗塞などの要因になることがあります。

冬場は寒い脱衣所から暖かい浴室、暖かいリビングから寒い玄関などへ移動する際に起こりやすく、特に高齢者には注意が必要です。

ヒートショックを防ぐには

ヒートショックを予防するには、部屋と部屋の温度差を小さくすることが大切です。具体的には、浴室や脱衣所、トイレの温度は22℃以下にならないように暖房器具を設置するなどして、対策をしましょう。

また、入浴の際に熱いお湯につかることや長湯が好きな人も注意が必要です。冬場は特に、ヒートショックや脱水症状のリスクを鑑みて、入浴時間や湯船の温度を見直しましょう。

浴室やトイレで起こりやすい事故と注意点

浴室やトイレは、すべったり立ち上がる際にふらついたりして、転倒するリスクが高まります。

浴室は、床や浴槽内のすべりやすさに加え、着替える際の転倒や浴室内で意識を失うなど危険の多い場所です。転倒防止のために、適切な場所に手すりを取り付けましょう。脱衣所にイスを置き、座って着替えるようにするのもおすすめです。入浴中に気を失い溺れる可能性もあるので、家族に声かけをしてもらうなどの対応もいいでしょう。

また、トイレは、扉の開け閉めや便器から立ち上がる際などにふらついたり、転倒したりするリスクがあります。つかまりやすい位置に手すりを設置することで、ふらつきや転倒を防止しましょう。
さらに詳しく読みたい方はこちらをご覧ください。

詳細はこちら:【前編】家の中の危険を予防しよう~冬場はヒートショックに要注意!~

※リガクラボでは上皇后美智子さまが転倒されたニュースを受け、2024年10月16日に以下の記事も公開しました。よろしければこちらもあわせてご覧ください。

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