
第13回「笑顔をあきらめない。」写真コンテスト 受賞作のご紹介

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7月17日は「理学療法の日」。リガクラボでは全国各地でさまざまなイベントが開催されることを以前に取り上げたほか、特別企画として3回にわたり佐藤弘道さんへのインタビューを実施しました。
今回は、日本理学療法士協会が、「理学療法の日」にちなんで毎年開催している「笑顔をあきらめない。」写真コンテストの受賞作品をご紹介します。
日本理学療法士協会は、「笑顔をあきらめない。」というキャッチコピーに、病気やけが、加齢などで身体の障害や生活に支障が生じた場合でも、当事者やそのご家族がその人らしい生活を送ることができるような地域社会を築くことを目指しています。
その思いや活動をご理解いただき、活動の輪を広げるため、「笑顔をあきらめない。」をメインテーマに据えた作品を募集しました。第13回となる今年も、多くの方から写真をご応募いただき、133点の作品が集まりました。
最優秀賞の作品1点と優秀賞の作品2点をここでご紹介いたします。
最優秀賞
当たり前のことができる奇跡(作者:久保田将様)

難治性の小児がんが再発し、再び長期入院となった9歳の娘。
治療は辛く、40度の発熱が3週間も続き、ベッドから一歩も降りることができなくなりました。 治療が終わるころには、支えなしではまともに歩くこともできなくなるほど筋力が衰えましたが、「自分の足で歩いてお祭りに行きたい!」とリハビリをがんばった結果、その目標をやり遂げてくれました。
その道中でカメラに収めることができた、最高の笑顔です。
優秀賞
笑顔をあきらめない(作者:鈴木チエ様)

8歳になる息子は、1歳1ヶ月の時に突発性発疹関連二相性脳症になり、後遺症で身体障害があります。
首も座らず寝返り起き上がり、一人で立つこともできない状態になってしまった息子。そんな息子は理学療法を続ける中で、どんどん出来ることが増え、その度に出来たことを一緒に喜んできました。
息子が障害を背負ってから色んな出会いもありました。 ある時素敵な出会いがありました。パリパラリンピック車椅子ラグビー金メダリストの橋本選手です。 橋本選手との出会いがきっかけで、「車椅子押して」と頼ることがあった息子が、「自分でやるから大丈夫」と言い、自分の力で前に進もうとするようになりました。
全力で誰よりも楽しそうに笑顔で車椅子を漕ぎ、前に進み続ける息子。
息子が今やりたいこと。「車椅子スポーツがやりたい」
前に進み挑戦し続ける息子を、私も笑顔で応援し続けたいと思います。
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