おわりに

今回は、ご自宅の浴槽が利用できない場合でも入浴が可能となる訪問入浴介護について紹介しました。

入浴には、身体を清潔に保てることはもちろん、全身を温めることで血行が良くなる、リラックスできるなど、様々な効果が期待できます。また、ご家族だけで入浴を介助するのは負担が大きいですが、訪問入浴介護の利用で、ご家族の負担を減らすことができ、体調を確認したうえで入浴することができます。

設備が整ったデイサービスやデイケアを利用することで入浴がスムーズにできることは良いことですが、ご本人にとっては使い慣れた自宅の浴室が一番ゆっくりできるという場合があります。ぜひ、お母様の希望を聞いたうえで、状況・費用も踏まえながら検討してください。適切なサービスを利用して、無理なく介護を続けられると良いですね。

万が一に備え、この連載が少しでも皆さんのお役に立てたらうれしいです。
次回もお楽しみに。