自分らしい暮らしのための活動を応援!「2021年度障がい者団体助成事業」募集開始
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公益社団法人 日本理学療法士協会では「協会の理念」に基づき、すべての方の健康と幸福に寄与するため、「障がい者団体助成」の対象となる団体を公募し、住み慣れた地域で自分らしく暮らすための活動を応援しています。
現在、2021年度の障がい者団体助成事業についての募集をおこなっています。これまでに助成を受けて実施された事業のうち、3団体の活動について振り返りながら、募集についてご案内します。
「Diversity A.C.千葉」ジャパンパラ応援観戦プロジェクト
最初に紹介するのは、「2019ジャパンパラ陸上競技大会」に出場する「Diversity A.C.千葉」の選手のご家族が現地で応援観戦するためのプロジェクトです。
「2019ジャパンパラ陸上競技大会」は、2019年7月20日(土)~7月21日(日)に岐阜メモリアルセンター長良川競技場で開催。「ジャパンパラ競技大会」は、パラリンピックや世界選手権を目指すトップレベルの選手のための大会として、1991年に初めて開催されました。現在は、日本障がい者スポーツ協会と競技団体が共催して開催する国内最高峰のパラスポーツ競技大会となっており、陸上競技・水泳・アルペンスキー・ゴールボール・車いすラグビー・ボッチャの6競技がおこなわれています。
2019年大会に参加して活躍された「Diversity A.C.千葉」は、知的障がいを持つ陸上選手たちが、学校を卒業した後も陸上を続けられるよう2014年に設立されたクラブチームです。夜間練習や休日の陸上競技場での練習、強化合宿の実施など、充実した練習体制で国内・海外の大会に出場しています。助成金を活用することで、ご家族が現地で応援することができました。
大会に出場した「Diversity A.C.千葉」の選手からのコメント
岸田 悠弥選手(男:400メートル 第1位)
日本最高峰の大会で勝つことを目標に、コーチと一緒に毎日やるべきことをしてきました。仕上がりもよかったので、絶対に勝つことしか頭にありませんでした。
千葉から応援に来てくれた家族に、初めて日本一になった姿を目の前でみせられてよかったです。パラリンピック日本代表になれるように、もっともっとタイムを縮めていきます。
「一般社団法人 障がい者アート協会」 個性豊かな障がい者アートをもっと広めたい!
次に紹介するのは、障がい者の方々がもっと自由に、自然に発信できる場所を作り、創作活動を通じて経済的対価を得られる仕組みを作ることを目標にしている「障がい者アート協会」の活動です。
「障がい者アート協会」では、障がい者のアート活動が経済的対価を伴う具体的な仕組みとして、インターネット上にオンラインギャラリー「アートの輪」を運営しています。このウェブサイトを通じて、アーティストに創作活動応援費(報酬)を支払う一方、著作権や契約の管理などもおこなっています。
このような活動内容を広く知ってもらい、障がい者アートを積極的に活用してもらうため、「障がい者アート協会」は2019年度障がい者団体助成事業での支援金を基に、全国の企業向けに障がい者のアート作品が載ったノベルティサンプルなどを作成・配布しました。
東京オリンピック・パラリンピックに向けた盛り上がりや、国が先導するSDGs(注釈:Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))への関心もあり、企業からは多くの反響がありました。
ノベルティサンプルを導入した企業からのコメント
株式会社 時代工房
私たちは長年、障がい者支援が何かできないかと思っていました。障がい者アート協会がノベルティサンプルを作成すると聞き、キーホルダーとポーチを採用しました。障がい者の皆様の応援ができると思ったのが、今回ノベルティを使用することに決めた理由です。
障がい者のアート作品は、みんなを笑顔にすることができます。お客様からも、可愛いと好評いただいております。
こうした活動は、今後も長く続けていくことが大事だと思っています。微力ながら、障がい者の皆さんの作品を、より多くの方に知っていただけるように活動していきます。
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