理学療法士のオススメ書籍 Vol.1「みんなが幸せになる共生社会を考える2冊」

リガクラボでは、本サイトのオープンにあたり、全国の理学療法士のみなさんから「みんなに薦めたい書籍、薦めたら好評だった書籍」を募集し、沢山の書籍をご紹介いただきました。

そこでこのページでは、毎回テーマに沿ったオススメの書籍を紹介します。今回のテーマは「みんなが幸せになる共生社会を考える2冊」です。

それでは早速、一冊目の本をご紹介します。

「働く幸せ」の道 知的障がい者に導かれて

著者: 大山 泰弘
出版社: WAVE出版

書籍の概要

※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。

知的障害者雇用で注目のチョーク工場の会長によるみんなが幸せに生きられる究極の人間哲学とは?

人のために働くからこそ、人は、ほめられ、人の役に立ち、必要とされる。もう一度このことを思い出すことによって「働く幸せ」を取り戻せる。

涙なくしては読めない感動のビジネスストーリー!! チョーク工場の会長が一緒に働く知的障害者たちの無言の説法で気づいた人間の究極の4つの幸せ。

(1)人に愛されること
(2)人にほめられること、
(3)人の役にたつこと、
(4)人から必要とされること。

働くことによって愛以外の3つの幸せは得られます。私は働くということはその愛までも得られると思う。

オススメする理由

ペンネーム:よっちん さん

著者は、日本でいちばん大切にしたい会社に選ばれた事もある日本理化学工業株式会社の会長です。一緒に働いている知的障がい者の皆さんから、働く行為そのものが人間を幸せにして、愛をも得られるということを教えてもらったと、彼らが気づかせてくれた究極の4つの幸せについてまとめています。

(1)人に愛されること (2)人にほめられること (3)人の役にたつこと (4)人から必要とされること。患者さんも、私たち療法士も何のために治療やリハビリテーションに取り組んでいるのか。それは、究極の4つの幸せを手に入れるためだと私は思います。本書を読むと、みんなが幸せに生きられる社会を早く実現するにはどうしたらいいのだろうかと考えずにはいられなくなること間違いなしです。

【リガクラボ編集部より】

働くからこそ感じることができる「人の幸せ」について、それから「みんなが幸せになれる社会の実現」について考えるきっかけになる一冊です。本書で、誰のために、なんのために働くのか振り返ってみてはいかがでしょうか。

続いて二冊目はこちら。

こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち

著者: 渡辺 一史
出版社: 文春文庫

書籍の概要

※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。

ボランティアの現場、そこは「戦場」だった――
自分のことを自分でできない生き方には、尊厳がないのだろうか? 介護・福祉の現場で読み継がれる傑作ノンフィクション!

オススメする理由

ペンネーム:みゆはは さん

筋ジストロフィーで重度の身体障がい者である鹿野さんと、彼の生活を支えるボランティアとの交流を描いたノンフィクションのお話です。2018年に映画化されたのでご存知の方も多いかもしれません。

原作は、映画よりも人間くさい部分があり、人の尊厳について考えさせられました。
一気に読める本です。ぜひオススメします。

【リガクラボ編集部より】

筋肉が萎縮し、歩行や食事、呼吸が困難になり、心臓機能にも影響を及ぼす難病、筋ジストロフィー。進行していく病状のなかで、筋ジストロフィー患者はボランティアたちとどんな壁に直面したのか。筋ジストロフィー患者の目線から、みんなが幸せに共生できる社会をどのように築けば良いのか、問いかけてくる作品です。

「みんなが幸せに共生できる社会」を考えるきっかけに

今回は「みんなが幸せになる共生社会」をテーマにご紹介しました。
どちらの本も理想のボランティア論や幸福論ではなく、実際に現場で起きている現実や、人々の葛藤について考えさせられる書籍です。一度立ち止まって「幸せとは何か」考えてみる機会にしてみてはいかがでしょうか。

次回もお楽しみに。