【第6回】シカクの人物図鑑 小林純也さん:脳卒中経験から「脳フェス」を主催、バンド活動もおこなう理学療法士
-
1
2
年を重ねても全力で行動し続けられる人でありたい。小林さんのこれから
さまざまなことにチャレンジする姿が印象的な小林さんですが、将来の夢はありますか?
小林さん:夢はいくつかあるんですが、言いません(笑)
今までの私の人生って、楽しいと思うことに全力で行動していった結果として、道が創られていったんです。全力で行動した結果が点となり、繋がって道となっていく…みたいな。ですので、あえて言うのであれば、年を重ねても全力で行動し続けられる人でありたいです。
私生活では、もうシンプルに、妻と娘といつまでも笑い合って生きていきたいですね。
夢は内に秘めておく、ということですね。最後に一言、読者にメッセージをお願いします!
小林さん:リガクラボをご覧の方々は、理学療法士の方や、それを志す学生さんも多いのかなと思います。その中には、「脳卒中」という後遺症が多様な疾患に、身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「そんなことないよ」と。患者の方は「脳卒中になった○○さん」じゃなくて、「○○さんがたまたま脳卒中になった」だけで、その方の人生の履歴や価値観は、何ら損傷されることはないんだよということを知って欲しいです。
多くの人は、自分が知らないことに関しては防御的な反応を示します。実習でしか脳卒中当事者と関わっていない学生さんや新人セラピストの方で、少しでも悩みや不安を抱えている人がいたら、ぜひ脳フェスに遊びに来てみてください。そこには、例え重い障害が残っていても、人生をめちゃくちゃ楽しんでいる脳卒中当事者と、共に笑い合う仲間がいますから。
おわりに
シカクの人物図鑑の第6回は、ボクサーから理学療法士へ、そしてバンドボーカルへと次々とチャレンジし続ける、小林純也さんをご紹介しました。
何にでも全力投球で進んでいく姿が印象的な小林さんは、私たちが「脳卒中患者」という言葉でイメージする概念を打ち砕く、とても素敵でパワフルな方でした。
STROKERSの活躍もますます気になりますし、脳フェスや制作中の映画など、今後も小林さんのさまざまな活躍に注目です。STROKERSの曲をもっと聴きたいという方は、「脳フェスYouTubeチャンネル」をチェックしてみてください。
シカクの人物図鑑では、引き続き理学療法士の資格をお持ちの方のお仕事や、活動についてご紹介していきます。次回もお楽しみに。
-
1
2