【第2回】正しい運動療法で心筋梗塞・心不全のリスクを減らそう~心不全の基本と主な症状~
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心筋梗塞や心不全等の“心疾患”は、罹患すると命にかかわる病気です。2021年の厚生労働省の発表によると、心疾患は日本人の死亡原因の第2位になっています。また、一度発症すると再発する可能性が高いため、予防が何よりも大切です。
第1回では、心疾患や心筋梗塞の基本、主な症状などについてご紹介しました。第2回となる今回は、心不全とはどのような病気か、症状や疑われる場合の対応などについてお話ししていきます。
【特集】正しい運動療法で心筋梗塞・心不全のリスクを減らそう
心不全とは
心不全とは、心臓が悪いために、息切れやむくみが起こり、だんだん悪くなり、生命を縮める病気です。(※)
心不全は、心筋梗塞、不整脈、心臓弁膜症など、さまざまな病気により引き起こされます。心不全を引き起こす原因となる疾患には、次のようなものがあります。
※一般社団法人 日本循環器学会、一般社団法人 日本心不全学会による
主な症状
心不全を引き起こす疾患があると、心臓のポンプ機能が低下して、血液が渋滞したり、全身の臓器へ血液を十分に送り出せなくなったりしてしまいます。こうした状態が続くと、以下のように様々な症状が起こります。
心不全症状が疑われたときの対応を知っておこう
心不全を繰り返すことで、心臓へのダメージはどんどん大きくなります。そのため心不全の症状が疑われたら、すぐに医師の診察を受け、早期に治療を開始することが大切です。
早期受診することで治療がスムーズとなり、入院加療が必要であっても安静治療期間が短くなります。したがって、安静によって生じる筋力や体力の衰えが少なくなることにより、身の周りの動作をおこなえる期間が長くなります。
※この記事は2022年11月9日時点での情報で作成しています。
※この記事は、以下を参考に作成しています。
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