【第20回】理学療法士のオススメ書籍&一覧 「怒りと上手く付き合おう!心の安定に役立つ2冊」

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リガクラボでは、全国の理学療法士から「みんなに薦めたい書籍、薦めたら好評だった書籍」を募集し、毎回テーマに沿ったオススメの書籍を紹介しています。

読者の皆さんの健康に役立つ、そして身体や命について考えるきっかけになるような書籍を、理学療法士の視点でピックアップしていきます。

第20回となる今回のテーマは「怒りとうまく付き合おう!心の安定に役立つ2冊」です。

それでは早速、一冊目の本をご紹介します。

はじめての「アンガーマネジメント」実践ブック

著者: 安藤 俊介
出版社: Discover 21, Inc.

書籍の概要

※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。

「あのとき、あんなことを言わなければよかった…」
「なぜ、いつもこんなにイライラしてしまうのか…」
「もう、つまらないことでいちいち腹を立てたくない…」

「怒りの感情」には後悔がつきものです。
なのに、怒りの感情のコントロールって難しい…と思っている人は少なくないかもしれません。

それは、自分の「怒りの癖」を知らないからです。
たとえば、貧乏ゆすりの癖があることを自覚していない人は、誰かから指摘されてそれを自覚しない限り、直しようがありません。
それと同じで、まずは自分の「怒りの癖」に気づけるかどうかです。話は実にシンプルです。

本書を通じて、みなさんも自分の「怒りの癖」に気づくことができます。自分や周りの人にマイナスの影響を与えている癖を変えることができます。
それができれば、怒りの感情コントロールは簡単にできるようになるのです。

オススメする理由

名前:匿名希望

自分が何に対して怒りを感じるのか、客観的に分析できているでしょうか?この書籍は、自分の怒りのタイプを診断でき、そして、それぞれの特徴、癖、改善トレーニングまでが書かれています。今まで気付かなかった怒りのポイントを知ることができるので、驚きつつも納得しながら読み進められました。また、怒りの傾向を悪いこととしてだけではなく、長所としても書かれていることから、応援されている気持ちにもなります。

【リガクラボ編集部より】

著者の安藤氏は、ご自身の怒りの癖が嫌いでしかたなく、そのことを悩んでいらっしゃったそうです。しかし、ニューヨークでアンガーマネジメント講座を受けた際、「これなら僕にもできる! 」と思えるものに出会えたことが、転機になったそうです。

そんな体験をお持ちの安藤氏は、「自分の怒りの癖に気づき、変えることができれば、怒りの感情コントロールは簡単にできるようになる」と言います。

本書では、怒りのタイプを公明正大、博学多才、天真爛漫などの6つに分けており、自分がどんな癖を持っているのか怒りのタイプがわかるようになっています。そして、特徴だけでなく、改善トレーニングや向いている職業・役割などもそれぞれ解説されています。怒りの感情と上手につき合うヒントが満載の一冊です。

続いて二冊目はこちら。

怒らないこと

著者: アルボムッレ スマナサーラ
出版社: 大和書房

書籍の概要

※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。

怒らない人にこそ智慧がある。人類史上もっとも賢明な人、ブッダは怒りを全面否定しました。その真意を平明に解き明かします。

オススメする理由

ペンネーム:まっちょ さん

本書では、怒りとは何か、人はなぜ怒るのか、怒る人と怒らない人とでは何が違うのかなどが紹介されています。また、ストレス社会と言われる現代において、怒りやストレスと上手く付き合っていく方法や、怒らないためにはどうしたら良いかなども紹介されており、これからの人生を幸福に過ごすための一助になると思います。

【リガクラボ編集部より】

著者のアルボムッレ スマナサーラ氏は、仏教初期の流れを汲み、より釈迦の教えの根本に近いとされるスリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)の長老です。

『怒らないこと』は、約2500年前のインドを生きたと言われる釈迦の教えを、スマナサーラ長老が流暢な日本語でわかりやすく解き明かしていく一冊です。

本書を紹介するYouTubeでは、アルボムッレ スマナサーラ氏が日本語で釈迦の教えを説く映像が視聴できます。

怒りとは何なのか。そして、その治め方は?
怒りの感情の真理と向き合うことで、人生の核心が見えてくるかもしれません。

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