理学療法士のオススメ書籍&一覧 - 人生100年時代において知っておきたいことがわかる2冊
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リガクラボでは、全国の理学療法士から「みんなに薦めたい書籍、薦めたら好評だった書籍」を募集し、毎回テーマに沿ったオススメの書籍を紹介しています。
読者の皆さんの健康に役立つ、そして身体や命について考えるきっかけになるような書籍を、理学療法士の視点でピックアップしていきます。
第27回となる今回のテーマは「人生100年時代において知っておきたいことがわかる2冊」です。
それでは早速、一冊目の本をご紹介します。
百まで生きる覚悟 超長寿時代の「身じまい」の作法
『百まで生きる覚悟 超長寿時代の「身じまい」の作法』春日 キスヨ 著(光文社) | 著者: | 春日 キスヨ |
| 出版社: | 光文社 |
書籍の概要
※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。
人生100年と言われるようになり、多くの高齢者が「ピンピンコロリ」を目指すが、 その願いが叶うのは少数の幸運な人。70代までは元気でも、80代、90代は、老いの坂を「ヨロヨロ」と生き、「ドタリ」と倒れ、誰かの世話になって生き続ける「ピンピン・ヨロヨロ・ ドタリ」の高齢期が現実的だ。
しかし多くの高齢者が、「終活はバッチリ」「子どもの世話にはならない」と言いつつも、ドタリ後を「成りゆき任せ」で迎え、結局は「子どもに丸投げ」になってしまうのは、なぜなのか。不安を先送りにせざるをえない制度的問題とは?
本書では、家族社会学者である著者が、90~100歳間近の元気長寿者、70~80代の高齢者、また介護や世話を担う家族に聞き取りを重ね、「ご長寿本」の著者のような財力や社会関係力を持たない普通の長寿者が、元気なうちにどのように「身じまい」の支度をすべきなのか、またそうした文化をいかに構築すべきかを明らかにする。
オススメする理由
名前:田原岳治 さん
重複して病気を患ったり、足腰がすっかり衰えたりしても、人間らしさに変わりありません。昨日まで元気で、ポッキリと折れるように亡くなるなんて、理想ではなく、ただの幻想。しかし、年老いてなお、人生には生きる価値があることを本書は教えてくれます。日本には枯れを愛でる心がある。老いの真実に寄り添う一冊です。
【リガクラボ編集部より】
人生100年時代といわれる今、老後をどう生きるか、そして最期をどう迎えるかについて考えたことはあるでしょうか。本書では、さまざまな高齢者による老後の過ごし方や「身じまい」の心構え、実際にやるべきことなどについて紹介した一冊です。
本書で登場する高齢者たちは感謝の気持ちを大切にしたり、誰かの役に立つことに喜びを見出したり、新しいことに挑戦したりしながら毎日の生きがいを見つけています。一方で、「終活」だけに目を向けることの危うさにも言及されています。「終活はしっかりやっている」と考えていても、介護や支援が必要になる前段階については、なりゆき任せにしてしまいがちです。
高齢になるにつれて認知症や病気のリスクは高まりやすくなるため、判断力が十分なうちに将来を見据えてくことが重要です。自分自身の、あるいは家族の老後についてまだ具体的に考えたことがない方にこそ、手に取ってほしい一冊です。
続いて二冊目はこちら。
治療では、遅すぎる
『治療では、遅すぎる』武部 貴則 著 | 著者: | 武部 貴則 |
| 出版社: | 日経BP |
書籍の概要
※概要は、公式サイトからの引用・抜粋となります。
100年人生のカギ――それは健康でいられる社会を構築することだ。
いかに病状を表面化させずに長生きするか?
そのために医療は何ができるのか?
「ストリート・メディカル」という方法によって医療を再定義し、誰もがよりよい人生を獲得できる世界を創るための若き現役医師の挑戦。
本書は、2011年から医師とクリエーターという異色のコンビが始めた「広告医学プロジェクト」を活写。その活動を通じて得られた知見と具体化されつつある事例を紹介することで、新しい医療と社会のあり方を提示するもの。
著者の武部氏は、2013年にiPS細胞から血管構造をもつ機能的なヒト臓器を世界で初めて創り出すことに成功、その研究成果は国際的に高く評価され、米スタンフォード大学、シンシナティ小児病院など米国でも活躍している。2018年春には、最年少で横浜市立大学教授に就任し話題を呼んだが、さらに2019年には東京医科歯科大学から教授として招聘され話題になった今、最も注目される日本人医師のひとり。
オススメする理由
ペンネーム:さくしゅうかんパパ さん
以前に比べて、健康についての国民の方の意識は高まっています。しかしながら、幸福度に関する認識はまだまだ不足している気がいたします。健康は努力して、頑張って手に入れることもできるかもしれません。しかしながら、楽しく、幸せに健康を手に入れることができるなら、そちらに惹かれませんか? この本は、楽しく、幸せに活動するためのヒントが書かれている一冊です。
【リガクラボ編集部より】
治療は病気になってから受けるもの。それが当たり前に思う方も多いのではないでしょうか。本書は、iPS細胞をはじめとした再生医療の研究を行っている武部貴則氏が、「ストリート・メディカル」という新しい医療のあり方を提言する一冊です。
医療が発展し、病気の性質そのものも変わりつつある今、症状が表面化してから対処するのでは遅すぎるのかもしれません。本書では、日常生活や街中の空間そのものをデザインし、人々が自然と健康になれる仕組みづくりを目指すことの重要性が説明されており、ストリート・メディカルの具体的な取り組みが紹介されています。
医療とクリエイティブの掛け合わせによって生まれた発想は新鮮で、医療のあり方がこれからどう変化していくのか、その可能性を感じさせてくれます。病気になってから慌てて向き合うのではなく、日々の暮らしのなかで健康とどう付き合っていくか。本書は、そのヒントを与えてくれる一冊です。
リガクラボでも、「暮らしの中で健康になるまちづくり」について紹介した記事を公開しています。あわせてご覧ください。
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