【第2回】新型コロナ対策:生活不活発病予防のすすめ~座る姿勢を整えよう!

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新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため、4月7日に7都府県に対して緊急事態宣言が発令されました。本サイトでは3月11日の記事で生活不活発病について掲載しましたが、外出自粛が長引く中、身近にいる高齢な方の活動量が減っていることが気になっていませんか?

今回は立つことに不自由・不安を感じている方を対象に、家での過ごし方や動く量(活動量)を増やすための工夫について2回にわたって紹介します。在宅勤務で座りっぱなしの方にも効果があるのでぜひ試してみてください。第1回は座っている時の姿勢の工夫について紹介します。

生活リズムを整えることがまず第一!いつもの時間に起きましょう

外出自粛と動かないでいることはイコールではありません。なんとなく朝起き上がる意欲がわかなかったり、生活が不規則になってしまって横になってずっとウトウト…という方もいるかもしれませんが、まずはいつもと同じ時間に起きることを心がけましょう。

また、外出自粛とはいっても、人が密集していなければ、家の周辺を散歩することは問題ありません。ずっと家の中にいる場合でも、窓を開けてこまめに換気したり、運動を意識しながら家事を行うなど、気分転換になる作業を探してみることもおすすめです。

正しい座り方にはバリエーションがある。いろいろ試してみよう!

ずっと同じ姿勢でいると、身体の筋肉が固まり、血行も悪くなります。適度にお尻や身体の位置を変えながら座ることが大切になります。もちろん、極端な姿勢の変化はかえって身体の負担を増やすことになりますし、椅子からずり落ちるなどの危険性も増えますので、注意が必要です。

時には背もたれを使ったり、前方へ体を倒したり、身体を適度に動かして刺激を与えましょう。例えばお尻の下にタオルを敷くと、骨盤が前傾姿勢に変わります。また、椅子に深く座ったり浅く座ったり、変化をつけることでも座っている姿勢にバリエーションをもたらすことができます。

1.いつもの姿勢でずっといるだけだと体が固くなります。
2.深く座ったり、浅く座ることで姿勢に変化が生じます。
3.タオルを敷くと骨盤が少し前かがみになります。

筋力が弱っていて、立ち上がる時にふらつくなど不安がある場合にも、お尻の下にタオルや座布団を敷いて、座面を少し高くすると立ち上がりやすくなります。

※ただし、その状態でずっと座っているとお尻が前にずれてしまい、座面から滑り落ちてしまうことがあるので注意が必要です。

次へ:かかとの位置にも注意
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