【番外編】東日本大震災から10年~理学療法士として今伝えたいこと:アンケートから見える被災地支援のかたち

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東日本大震災から10年を迎えた2021年、リガクラボでは理学療法士に向けて当時の被災地支援の活動に関するアンケートをおこないました。その結果、支援活動に参加した理学療法士464名の声を受け取りました。

第3回と第4回の「東日本大震災から10年~理学療法士として今伝えたいこと:支援活動を振り返って」の記事では、アンケートにお答えいただいた方の中から4名の理学療法士の方々の支援活動の体験談を取り上げ、参加のきっかけや活動内容をうかがいました。本記事では、ご紹介しきれなかった理学療法士の声の一部をお伝えします。

東日本大震災の支援活動参加者の年齢層は?

アンケートの結果、震災直後から全国の理学療法士たちが東日本大震災の被災地支援に駆けつけていたことがわかりました。今回のアンケート回答者の年齢割合は、下記のグラフのような結果となりました。

回答者でもっとも多い年代は30代、次いで40代でした。つまり、東日本大震災があった10年前は、20~30代の若手理学療法士として活躍していた方々が、多く活動に参加していたことがわかります。

支援活動に参加しようと思ったきっかけは?

次に、支援活動に参加しようと思ったきっかけについて見ていきます。被災地の状況が徐々に明らかになっていく中で、当時多くの方々が現地への支援に向かいました。理学療法士のみなさんは、どのような経緯で活動に参加したのでしょうか。

アンケートによると、「個人の支援活動」がもっとも多い結果となりました。その後は「所属施設の支援活動」「その他」と続きました。

「その他」を選択された方は「JRAT」「JMAT」といった医療関連の災害時の支援組織、「県による他団体組織」「地域のコミュニティ」「PTA」などの地域の組織、そして所属していた「NPO法人」「大学のサークル」「学校のボランティア活動」などがきっかけだったようです。

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