【中編】慢性閉塞性肺疾患(COPD)を予防しよう!~発症前から進行、それぞれの予防法~

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慢性閉塞性肺疾患(以下、COPD)は、喫煙などで起こる肺の炎症性疾患です。長く続く咳や痰、階段や坂道などでの息苦しさといった症状があり、病気が進行すると呼吸困難が強くなります。

前編では、COPDの主な症状や疑われる特徴などについてご紹介しました。中編となる今回は、発症前の予防や発症後の増悪、進行の予防などについてお話ししていきます。

COPD発症前の予防

COPDは罹患すると年月を重ねるごとに呼吸機能の低下が進行していくため、発症を予防することが重要となります。発症前の予防としては下記の3つが挙げられます。

  • タバコを吸わない
  • 受動喫煙を受けない
  • 有害物質を吸う環境を避ける

出典:環境再生保全機構ERCA(エルカ)「WEB版すこやかライフ No.43 2014年3月」(https://www.erca.go.jp/yobou/zensoku/sukoyaka/43/report/report02.html)を加工して作成

COPDの憎悪とは?

COPD発症前はもちろん、もし発症した場合にも増悪予防が重要となります。

「憎悪(ぞうあく)」とは、今までの状態から悪化し、治療変更が必要となる状態のことです。COPDの増悪には、息切れや咳、痰の増加、胸部不快感や違和感の出現あるいは増強などがあります。

COPDの場合、呼吸器感染症や大気汚染などによって増悪することがあります。増悪は呼吸機能や生活の質を低下させ、寿命にも悪い影響を及ぼすため、予防が欠かせません。

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